***********************************************
「本よりも役立つ!」と好評の、ニホンミツバチの飼育方法をまとめた約130ページのPDFファイル「養蜂指南書」の30ページ無料公開 + メールでの定期的なフォロー の提供を開始しました。 次のページから入手ください。こちらから ***********************************************

2009年07月01日

ニホンミツバチの女王蜂、働き蜂、雄蜂

ニホンミツバチの群は、

1.女王蜂
2.働き蜂
3.雄蜂

の三種類で構成されています。


1.女王蜂

女王蜂は、群に一匹しかいません。女王蜂の寿命は、数年です。

働き蜂や雄蜂はみんな女王蜂の子供です。女王蜂がいなくなれば、群はいずれ滅びてしまいます。

下の動画は、巣をウロウロする女王蜂の動画です。

ピー、ピー、と首を絞められたような声でないています。




2.働き蜂

働き蜂はすべてメスです。

群のうちの大部分を占めます。幼虫の世話をしたり、蜜を集めたり、いろいろな仕事をします。

メスですが、卵をうむことは通常ありません。

女王蜂がいなくなってしまったら、産卵を始めますが、オスしか生むことはできず、群は徐々に衰退していきます。

3.雄蜂

オスのミツバチです。生殖活動以外はなにもしません。

それだけではなく、交尾直後に死んでしまいます。また、不要になると働き蜂によって巣を追われます。


以下のサイトに雄蜂の写真があります。

ニホンミツバチ
ミツバチの生活
http://homepage3.nifty.com/jhb/seikatu.htm

*お願い
ニホンミツバチについて説明を行っているHPや動画で、よいものがありましたら、コメント欄で教えてください。自薦他薦は問いません。
posted by mituro36 at 22:38| Comment(0) | 日本蜜蜂の基礎知識 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

日本ミツバチ―在来種養蜂の実際 (新特産シリーズ)

日本ミツバチ―在来種養蜂の実際 (新特産シリーズ)
日本ミツバチ―在来種養蜂の実際 (新特産シリーズ)

内容(「BOOK」データベースより)
日本ミツバチは明治期に西洋ミツバチが導入される前の養蜂在来種で、最高級の垂れ蜜、滋養に富むにごり蜜(搾巣蜜)など独特の風味をもつ貴重品だった。アメリカふそ病、チョーク病にかからず、スズメバチを熱殺し、ダニの増殖も防ぐ。寒さに強いので飼いやすく、交配養峰にも有望である。蜂群捕獲や自然巣採取により、誰にでも始められる。飼い方も、野趣あふれる丸太飼いや重箱式といった古式養蜂から可動式巣枠による新式養蜂まであり、西洋ミツバチ用巣箱も活用できる。「居つきが悪い」といわれているが、適正管理で巣の環境を整えてやればどんどん増勢・増群する。


細かく書いてあります。買って損はない本です。
posted by mituro36 at 22:47| Comment(0) | 日本蜜蜂の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニホンミツバチの天敵 スズメバチについての説明

まず、動画の前に予備知識をご説明します。

日本蜜蜂の天敵には、スズメバチがいて、夏と秋に日本蜜蜂の巣にやってきます。

何も対策を施してあげないと、スズメバチによって全滅させられることもあります。きちんと対策しましょう!


スズメバチには、おもに次の3種類があります。

1.キイロスズメバチ
2.コガタスズメバチ
3.オオスズメバチ

キイロスズメバチとコガタスズメバチは、日本蜜蜂にとってそれほど脅威はありません。

キイロスズメバチとコガタスズメバチは、主に巣の外で、はぐれたミツバチを捕まえます。

しかし、ニホンミツバチの反撃にあい、逆に殺されてしまうこともある弱いスズメバチです。

キイロスズメバチとコガタスズメバチによる被害は、せいぜい巣の外で働いている働き蜂が少し減るだけです。

キイロスズメバチとコガタスズメバチは、巣箱の中に入ってくることはまずありません。


しかし、オオスズメバチとなると話は別です。

オオスズメバチは群を全滅させてしまうことがあります。

オオスズメバチに日本蜜蜂の巣を襲撃された方が、その様子をブログでアップされていますので紹介します。
ブログ名 「我儘親父のスローライフ」  記事題名 「ショック過ぎて・・・・・ 」
URL http://blog.goo.ne.jp/2958koji/e/ed6637d8aca6078d3de0d8c113ae9e1e

巣の入り口にたくさんのオオスズメバチが上陸し、巣の中に入っていこうとしています。こうなったら終わりでしょう。

オオスズメバチが一緒に襲ってきたら場合は、やられてしまうことが多いのですが、一匹だけなら日本ミツバチは蜂球といわれるものを作ってオオスズメバチを撃退することがあります。

ニホンミツバチをオオスズメバチが撃退することは有名で、テレビで取り上げられることもあります。


ちなみに、ニホンミツバチの巣を襲いにやってきたスズメバチは、人間に対してはそれほど攻撃性は高くありません。

ですが、スズメバチの巣に近づいた場合は、大変危険なので気をつけてください。

スズメバチに関するサイト
wikipedia スズメバチ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B9%E3%82%BA%E3%83%A1%E3%83%90%E3%83%81

ニホンミツバチの飼育
http://nihon-mitsubachi.web.infoseek.co.jp/index-1.html

ハチミツの「危ない話」―本物のハチミツを食べてみたい!

ハチミツの「危ない話」―本物のハチミツを食べてみたい!
ハチミツの「危ない話」―本物のハチミツを食べてみたい!

内容(「BOOK」データベースより)
甘い蜜の裏側に潜む、「甘くない」実態。間違ったハチミツ流通の実態をえぐり、本物のハチミツを味わう方法を1冊に凝縮。

究極のはちみつを手に入れるための方法として、本の後半60ページにわたって日本蜜蜂の飼育方法が紹介されています。
posted by mituro36 at 23:26| Comment(0) | 日本蜜蜂の本 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月10日

オオスズメバチとセイヨウミツバチ

ニホンミツバチは、オオスズメバチの対抗策をもっていますが、セイヨウミツバチはもっていません。

一匹ずつ戦いを挑み、虐殺されていきます。

セイヨウミツバチが日本で野生化していないのは、オオスズメバチがいるためです。

youtubeにオオスズメバチがセイヨウミツバチの巣を襲う動画がありましたのでご覧になってください。




なぜオオスズメバチがミツバチの巣を襲うのかというと、幼虫を育てる餌を集めるためであるみたいです。

オオスズメバチはミツバチを全滅させた後、はちみつや幼虫を根こそぎ奪ってしまいます。

まさに「弱肉強食」ですね。

2009年07月11日

長野県でスムシの被害が拡大しているそうです。

長野県でスムシの被害が拡大しているそうです。

スムシとは、ミツバチの巣をエサとして成長する蛾の幼虫です。

スムシが繁殖した場合、ニホンミツバチは巣を放棄して逃げ出してしまうことも少なくありません。

スムシはオオスズメバチに並ぶニホンミツバチの天敵なのです。


中日新聞に、次のような記事が掲載されています。

長野県でスムシの被害が拡大しているそうです。


以下は引用です。
------------------------------------------------------------
ニホンミツバチの巣、被害深刻 塩尻、寄生するガの幼虫が大量発生
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20090709/CK2009070902000005.html

日本固有種のニホンミツバチを飼育している塩尻市内の養蜂家の間で、害虫による巣の被害が増えている。巣箱がほぼ全滅する被害も出ているといい、関係者は「原因を究明してほしい」と訴えている。

 同市内の養蜂家らによると、害虫被害が発生したのは5年ほど前から。巣に卵を産み付ける天敵のスムシといわれるガの幼虫が、巣の内部に入り込んで食い荒らすのが原因で、近年は以前よりも大型の幼虫が大量発生していることが被害の拡大につながっているとみている。


(中略)

野生のハチが専門の県環境保全研究所自然環境部(長野市)の須賀丈研究員は「巣の手入れをした上で被害が急増しているとすれば、近隣で飼育中のセイヨウミツバチの巣から、何らかの理由で大型のスムシの外来種が移ってきているのではないか」と推測。

 県農政部園芸畜産課は「相談があれば家畜保健所などを通じて状況把握にあたりたい」としている。

------------------------------------------------------------
posted by mituro36 at 00:19| Comment(0) | 日本蜜蜂のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月17日

椎葉のミツバチ復活 5年前 謎の“逃亡” 養蜂家那須さん 巣箱一つから35個に 西日本新聞

ニホンミツバチで有名な宮崎県椎葉村が西日本新聞で取り上げられています。

以下は引用です。

------------------------------------------------------------
椎葉のミツバチ復活 5年前 謎の“逃亡” 養蜂家那須さん 巣箱一つから35個に
http://qnet.nishinippon.co.jp/animal/news/2009/06/post_352.shtml

「よう増えてくれたよ。はちみつば待ってくれとる人に見せたかね」。後ろ足に黄色い“花粉玉”を付け、丸木をくりぬいて作った巣箱に次々と戻ってくるニホンミツバチたち。宮崎県椎葉村松木、養蜂(ようほう)家の那須久喜さん(75)は、活発に飛び回るミツバチの姿に目を細めると同時に、村の養蜂家が壊滅的な打撃を受けた2004年の悪夢を思い起こした。

 
 この年、村の養蜂家たちの巣箱からミツバチが徐々に姿を消した。那須さんが管理する70個の巣箱もほぼ空き家になった。ミツバチの“集団逃亡”は、今年全国で問題になっているミツバチ不足より一足早く起きた。
 
 村で飼育しているのは、在来種のニホンミツバチ。養蜂で主に利用されている外来種のセイヨウミツバチよりはちみつの収量などは少ないが、寒さや病気に強い。ニホンミツバチは気に入った巣箱にしか入らないうえ、環境が悪化したり、天敵のスズメバチに巣を襲われたりすると集団で逃亡することもある。
 
 04年の激減は「小さいときから70年近くハチを飼っている」という那須さんにも、思い当たる原因がなかった。そんな中、05年に遠い山中に置いていた一つの巣箱にニホンミツバチが入っているのを発見。「宝物のようにして持ち帰った」
 
 たった一つだけになった巣箱を自宅裏の茶畑に置いた。翌年にはミツバチは2箱に増えた。その後も、下草刈りやスズメバチ退治などの世話を続け、今年はようやく35箱にまで回復。12キロ四方の山林に点在する巣箱を見回り、世話をする日々が続く。
 
 秋には巣箱一つから5・4リットルほどのはちみつが採れる。はちみつは通信販売で全国に届けられていたが、注文に応えられないもどかしい年が続いた。それだけに那須さんも「ちょっとずつでも届けられそうだ」と胸をなで下ろしている。
 
------------------------------------------------------------
posted by mituro36 at 01:14| Comment(0) | 日本蜜蜂のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月22日

丸胴型巣箱の作り方 「日本ミツバチの巣を杉の丸太を利用してつくってみた」

ニホンミツバチを飼う巣箱は、重箱式、巣枠式、丸胴、角胴などいろいろあります。

中でも、丸胴は丸太をくりぬいて作る巣箱で、レトロな感じがニホンミツバチのイメージにぴったりな巣箱です。

丸胴巣箱の作り方が紹介されている動画を見つけたのでご紹介します。



丸太とチェーンソーがあれば簡単にできそうです。

最近では、重箱式や巣枠式の巣箱で飼う人が多いみたいですが、丸胴もやってみる価値はあると思います。
posted by mituro36 at 18:17| Comment(0) | ごみ箱 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

ニホンミツバチのキイロスズメバチに対する威嚇行動 ヘタレなキイロスズメバチ

キイロスズメバチが巣箱にやってくると、ニホンミツバチは腰を振って威嚇行動をします。

なかなかかわいいものです。

夏ごろに私の実家でニホンミツバチの巣箱を観察していると、たまたまキイロスズメバチがやってきたので、威嚇の様子を撮影することができました。



キイロスズメバチは、それほど強くないスズメバチなので、威嚇にビビってすぐに逃げてしまいます。

それでも巣のまわりをうろうろしていて、たまたまはぐれてしまった働き蜂を捕獲して巣にもって帰るみたいです。

ちなみに、人間に対してはこんな風な威嚇行動をとることはありません。

ニホンミツバチが蜂球でキイロスズメバチを退治する動画 ヘタレなキイロスズメバチ 決闘編

ニホンミツバチはスズメバチに対して対抗策を持っています。

それが蜂球と呼ばれるものです。

一斉にスズメバチに襲いかかり、熱によってスズメバチを殺してしまいます。

夏ごろに実家に帰った際、たまたまキイロスズメバチが巣箱の前に飛んでいき、たまたま蜂球を作るところが見れました。




ちなみに、セイヨウミツバチは蜂球を作ることはありません。

そのため、オオスズメバチがやってくると簡単にやられてしまいます。

これが、セイヨウミツバチが日本で野生化できない原因です。