長いですが、はちみつの採り方を詳しくわかっていただけると思います。
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2010年08月03日
2010年08月22日
スムシの対策を行う。ニホンミツバチの飼い方のポイント
スムシというのは俗称です。正式な名前はハチノスツヅリガといいます。このハチノスツヅリガの幼虫は、ニホンミツバチの巣の材料である蜜蝋(みつろう)をえさとしています。どんどん巣を食べられていくので、ニホンミツバチにとっては大変な問題となります。
実は、ニホンミツバチにとっては熊やオオスズメバチよりも脅威となる天敵です。
下の動画は、スムシによって巣を食べられてしまった巣箱の様子です。
ニホンミツバチは前日に逃亡してしまいました。
このように、スムシの被害がニホンミツバチの逃亡の原因の一つです。
巣箱の底にスムシの黒い糞が落ちていたら、もう手遅れです。できるだけ被害を防ぐためには、巣箱の底に溜った巣屑(巣のカス)を掃除することが必要です。これは、巣屑の中でスムシが繁殖するためです。
実は、ニホンミツバチにとっては熊やオオスズメバチよりも脅威となる天敵です。
下の動画は、スムシによって巣を食べられてしまった巣箱の様子です。
ニホンミツバチは前日に逃亡してしまいました。
このように、スムシの被害がニホンミツバチの逃亡の原因の一つです。
巣箱の底にスムシの黒い糞が落ちていたら、もう手遅れです。できるだけ被害を防ぐためには、巣箱の底に溜った巣屑(巣のカス)を掃除することが必要です。これは、巣屑の中でスムシが繁殖するためです。
ニホンミツバチの飼育のポイント 熊の対策を行う
クマのプーさんは、はちみつが大好きです。アニメの中だけの話ではなく、野生のクマもはちみつが好きです。私の実家のある地域でも、年間数件のクマの被害があります。クマは巣箱ごとなぎ倒してはちみつを奪っていきます。クマの出没する場所では、近隣住民の安全も考えて飼育を控えるべきですが、どうしてもという場合は電気柵で巣箱を囲ってしまう対策方法があります。
次の動画は、熊にむちゃくちゃにされた巣箱の様子です。
ニホンミツバチ、セイヨウミツバチ、どちらでも熊の被害はあります。
特に山間部にお住いの方は、気を付けてください。
次の動画は、熊にむちゃくちゃにされた巣箱の様子です。
ニホンミツバチ、セイヨウミツバチ、どちらでも熊の被害はあります。
特に山間部にお住いの方は、気を付けてください。
飢えから守る。飼育のポイント
冬は花があまり咲かないので、冬越しのための食料を十分に集められていない群れは、滅亡の危機に陥ります。そこで、エサをあげることで何とか冬を乗り切ってもらいます。
養蜂の世界では、給餌と呼ばれます。砂糖と水を1:1で混ぜ合わせて、砂糖50%の砂糖水を作ります。そして、その砂糖水の中に板などを浮かべ、日本蜜蜂が舐められるようにすればOKです。
冬のほかにも、梅雨時期などにも行うとよいそうなのですが、私にはあまりノウハウがありません。
それは、砂糖水を与えることは、冬でもほとんど行わないからです。
はちみつを採りすぎずに残しておけば、ちゃんと冬は越してくれます。
養蜂の世界では、給餌と呼ばれます。砂糖と水を1:1で混ぜ合わせて、砂糖50%の砂糖水を作ります。そして、その砂糖水の中に板などを浮かべ、日本蜜蜂が舐められるようにすればOKです。
冬のほかにも、梅雨時期などにも行うとよいそうなのですが、私にはあまりノウハウがありません。
それは、砂糖水を与えることは、冬でもほとんど行わないからです。
はちみつを採りすぎずに残しておけば、ちゃんと冬は越してくれます。
ご近所トラブル 家族、隣人が刺される。
「刺される」というのが最も多い苦情ではないでしょうか?
アレルギーなどの問題もあるので、いくら日本蜜蜂が大人しい性格だからといっても、決して軽視することはできません。
下の動画は、暖かい季節にニホンミツバチを指でつついてみた動画です。
動画のように、少々つついたくらいでは刺さないのですが、以下のような場合に刺すことがあります。
・寒い季節に巣箱に近づいたとき
・ニホンミツバチを潰したとき
・飛行中のミツバチが人に衝突し、髪の毛に絡まったり、服の中に入ってしまったとき
家族、隣人を説明するポイントとしては、
○日本蜜蜂は大人しいので、いたずらをしたり、強い香水をつけていたり、寒い冬以外は、ほとんど刺されることはないこと。
○おいしいはちみつが採れること。
を説明するとよいと思います。はちみつをおすそわけしておくと、良好な関係を築くことができると思います。
アレルギーなどの問題もあるので、いくら日本蜜蜂が大人しい性格だからといっても、決して軽視することはできません。
下の動画は、暖かい季節にニホンミツバチを指でつついてみた動画です。
動画のように、少々つついたくらいでは刺さないのですが、以下のような場合に刺すことがあります。
・寒い季節に巣箱に近づいたとき
・ニホンミツバチを潰したとき
・飛行中のミツバチが人に衝突し、髪の毛に絡まったり、服の中に入ってしまったとき
家族、隣人を説明するポイントとしては、
○日本蜜蜂は大人しいので、いたずらをしたり、強い香水をつけていたり、寒い冬以外は、ほとんど刺されることはないこと。
○おいしいはちみつが採れること。
を説明するとよいと思います。はちみつをおすそわけしておくと、良好な関係を築くことができると思います。
飼育のトラブル。糞害
糞害も発生します。ミツバチはきれい好きです。
しかしそれは、あくまで巣の中だけです。巣の中では糞をしませんが、巣の外で糞をします。ミツバチは鳥のように飛行中に糞をしますので、巣箱の近くの洗濯物や車を汚してしまうことがあります。
これを糞害と呼びます。春先、日本蜜蜂は巣箱から出てきて、冬の間に溜った糞を一気に出すので、巣箱の近くに洗濯物干場やなどがあれば、糞によって汚れてしまいます。また、周囲の車も汚れてしまいます。住宅の密集地では、気をつけてください。ちなみに糞の色は黄色です。
しかしそれは、あくまで巣の中だけです。巣の中では糞をしませんが、巣の外で糞をします。ミツバチは鳥のように飛行中に糞をしますので、巣箱の近くの洗濯物や車を汚してしまうことがあります。
これを糞害と呼びます。春先、日本蜜蜂は巣箱から出てきて、冬の間に溜った糞を一気に出すので、巣箱の近くに洗濯物干場やなどがあれば、糞によって汚れてしまいます。また、周囲の車も汚れてしまいます。住宅の密集地では、気をつけてください。ちなみに糞の色は黄色です。
飼育のトラブル。春、分蜂群が飛び回り、大騒ぎになる。
「ミツバチが出入りする様子なんて、尐し見えにくい所に巣箱を置いておけば見えないし、隣の家の人に内緒で飼育しても大丈夫だろう。」なんて思っていませんか?確かに、普段はミツバチの飛翔はあまり目立ちません。しかし、分蜂のときは、多い場合は何千匹ものミツバチが飛び回ります。家の中からでも、飛び回る音が聞こえるほどです。
動画を撮影しました。ご覧になってください。
知らない人が見ると、とても驚きます。警察に通報されなくても、市役所などに駆除の依頼をされる可能性もあります。ほぼすべての群は、分蜂します。家が隣接している場合は、あらかじめ知らせておきましょう。
動画を撮影しました。ご覧になってください。
知らない人が見ると、とても驚きます。警察に通報されなくても、市役所などに駆除の依頼をされる可能性もあります。ほぼすべての群は、分蜂します。家が隣接している場合は、あらかじめ知らせておきましょう。
飼育トラブル。熊やスズメバチを引き寄せる
地域差はあるものの、スズメバチは必ずやってきます。これもトラブルの元となります。秋になると、ニホンミツバチの巣箱の周りには、スズメバチが飛び回ることがよくあります。
ただ、ミツバチの巣箱にやってくるスズメバチは、エサを集めに来ただけで、攻撃性は低く、あまり刺しません。多くの人が被害にあうのは、スズメバチの巣に近づき過ぎたためです。しかし、普通の人にはそんなことはわかりません。
また、熊もミツバチの巣に引き寄せられます。
ただ、ミツバチの巣箱にやってくるスズメバチは、エサを集めに来ただけで、攻撃性は低く、あまり刺しません。多くの人が被害にあうのは、スズメバチの巣に近づき過ぎたためです。しかし、普通の人にはそんなことはわかりません。
また、熊もミツバチの巣に引き寄せられます。