西洋蜜蜂は、単一の花から集中的に蜜を集める性質が強いので、レンゲの蜜やミカンの蜜などの単一の花のはちみつが売られています。
日本蜜蜂は単一の花から蜜を集める傾向が、セイヨウミツバチよりも弱いそうです。ニホンミツバチのはちみつは、巣の周りに咲くいろいろな花の蜜がブレンドされた百花蜜になります。
ですので、その地域に咲く花の種類によって、味が異なります。また、蜜を採る季節によっても味がかわります。味と同様に、はちみつの色も変わります。夏に採ったはちみつは色が薄く、晩秋に採ったはちみつは色が濃い傾向があります。
蜜源としては、いろいろな花がありますが、ある季節に数種類の花が集中して咲くのではなく、年間を通じていろいろな花が咲くことが重要です。
そうでないと、花が咲かない時期に飢え死にしてしまいます。特に、秋に十分な蜜を集めることができるかどうかが、冬を越すために重要です。
秋にはセイタカアワダチソウがたくさん咲いて、冬を越すための蜜を集める貴重な蜜源植物となります。しかし、セイタカアワダチソウの蜜はおいしくありません。
蜜の中にセイタカアワダチソウの蜜が混じると、少し苦味が出るときがあるので注意してください。セイヨウミツバチを養蜂されている方のブログで、セイタカアワダチソウのはちみつは、「雑巾のような味」と表現されていました。
日本蜜蜂の養蜂では、はちみつをたくさん採るために蜜源についての知識があるに越したことはありません。
日本蜜蜂の掲示板の8ちゃんねるでは、日本蜜蜂が蜜を集める蜜源植物についてしばしば話題になっています。また、オフ会では蜜源植物の種子の交換などが行われているそうです。
蜜源植物をまとめたサイトがあるのでご紹介します。
蜜源植物カラー名鑑 蜜蜂の花木
http://nihonbee.yumenogotoshi.com/hatikaboku.htm
posted by mituro36 at 22:07|
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日本蜜蜂の基礎知識
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