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2009年12月30日

家族、ご近所の了解を得る。

日本蜜蜂の養蜂には、いろいろな障害が立ちはだかります。特に、家族とご近所との関係です。

多くの人の頭の中では、「蜂=怖い」という公式があります。このため、実際には人を刺すことはない分蜂群なども殺虫剤で殺されてしまっています。

ここでは、家族と近所の人との間で起こる障害について説明します。

まずは、家族の理解を得ることが必要です。また、隣人の理解を得ないとのちのちトラブルになります。基本は、住宅地では飼わないことです。

必ずとは言いませんが、けっこうな割合で苦情がくると思います。自治体の中には、条例で住宅地における飼育を禁じているところもあるようです。

私の父も、親戚や知人の家に群を置かせてもらうことがあります。地域自体は田舎なのですが、住宅が密集している場所では、たまに苦情がきます。こういった場合は、すぐに撤去するようにしています。

実際に発生する具体的なトラブルとしては、次が考えられます。

1.家族、隣人が刺される。
2.ミツバチの糞が洗濯物、車などを汚す。
3.春、分蜂群が木に固まり、大騒ぎになる。
4.蜂を飼うことに対して苦情が来る。最悪、警察に通報される。
5.秋、スズメバチが巣箱にやってきて、大騒ぎになる。

住宅街では飼わないようにしましょう!
posted by mituro36 at 23:46| Comment(0) | 日本蜜蜂の飼育の前に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

安全に養蜂ができる土地を確保する。

土地の確保は重要です。住宅から離れた畑などをお持ちの場合はいいのですが、そうでない場合は、知人や親せきを頼りましょう。

一部の地域では、一般道の脇や神社に勝手に巣箱を設置している方も多いようなのですが、トラブルにつながるので、なるべく避けたほうが良いと思います。

自分の土地に勝手に巣箱を置かれてミツバチを飼育されてうれしい人はいませんよね?お礼にはちみつを分けてあげることを条件に交渉して知人や親せき宅に置かせてもらうとよいでしょう。
posted by mituro36 at 23:50| Comment(0) | 日本蜜蜂の飼育の前に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

刺されても大丈夫な体質か調べる。

アレルギーのあるなしで、蜂に刺された場合の大きく影響が異なります。日本蜜蜂の世話をする人は、いつか刺されます。

覚悟してください。また、夏から秋にかけては、日本蜜蜂の巣箱にスズメバチが近づいてきます。日本蜜蜂の巣箱に飛んでくるスズメバチが刺すことは滅多にないようですが、たまに刺される人がいます。

ですので、ミツバチ、スズメバチのアレルギーを予め調べられると安心です。

ご家族についても、万が一刺される場合もあると思います。ミツバチの毒に対してアレルギーがないかをあらかじめ調べておくと安心です。

抗体検査が病院で数千円程度の負担で受けられますので、お近くの病院に問い合わせてください。

○参考 都市のスズメバチ 抗体検査(アレルギー検査)
http://www2u.biglobe.ne.jp/~vespa/vespa059.htm

posted by mituro36 at 23:52| Comment(0) | 日本蜜蜂の飼育の前に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月22日

ご近所トラブル 家族、隣人が刺される。

「刺される」というのが最も多い苦情ではないでしょうか?

アレルギーなどの問題もあるので、いくら日本蜜蜂が大人しい性格だからといっても、決して軽視することはできません。

下の動画は、暖かい季節にニホンミツバチを指でつついてみた動画です。


動画のように、少々つついたくらいでは刺さないのですが、以下のような場合に刺すことがあります。

・寒い季節に巣箱に近づいたとき

・ニホンミツバチを潰したとき

・飛行中のミツバチが人に衝突し、髪の毛に絡まったり、服の中に入ってしまったとき


家族、隣人を説明するポイントとしては、

○日本蜜蜂は大人しいので、いたずらをしたり、強い香水をつけていたり、寒い冬以外は、ほとんど刺されることはないこと。

○おいしいはちみつが採れること。

を説明するとよいと思います。はちみつをおすそわけしておくと、良好な関係を築くことができると思います。
posted by mituro36 at 00:49| Comment(0) | 日本蜜蜂の飼育の前に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飼育のトラブル。糞害

糞害も発生します。ミツバチはきれい好きです。

しかしそれは、あくまで巣の中だけです。巣の中では糞をしませんが、巣の外で糞をします。ミツバチは鳥のように飛行中に糞をしますので、巣箱の近くの洗濯物や車を汚してしまうことがあります。

これを糞害と呼びます。春先、日本蜜蜂は巣箱から出てきて、冬の間に溜った糞を一気に出すので、巣箱の近くに洗濯物干場やなどがあれば、糞によって汚れてしまいます。また、周囲の車も汚れてしまいます。住宅の密集地では、気をつけてください。ちなみに糞の色は黄色です。
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飼育のトラブル。春、分蜂群が飛び回り、大騒ぎになる。

「ミツバチが出入りする様子なんて、尐し見えにくい所に巣箱を置いておけば見えないし、隣の家の人に内緒で飼育しても大丈夫だろう。」なんて思っていませんか?確かに、普段はミツバチの飛翔はあまり目立ちません。しかし、分蜂のときは、多い場合は何千匹ものミツバチが飛び回ります。家の中からでも、飛び回る音が聞こえるほどです。
動画を撮影しました。ご覧になってください。



知らない人が見ると、とても驚きます。警察に通報されなくても、市役所などに駆除の依頼をされる可能性もあります。ほぼすべての群は、分蜂します。家が隣接している場合は、あらかじめ知らせておきましょう。
posted by mituro36 at 00:58| Comment(0) | 日本蜜蜂の飼育の前に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

飼育トラブル。熊やスズメバチを引き寄せる

地域差はあるものの、スズメバチは必ずやってきます。これもトラブルの元となります。秋になると、ニホンミツバチの巣箱の周りには、スズメバチが飛び回ることがよくあります。
ただ、ミツバチの巣箱にやってくるスズメバチは、エサを集めに来ただけで、攻撃性は低く、あまり刺しません。多くの人が被害にあうのは、スズメバチの巣に近づき過ぎたためです。しかし、普通の人にはそんなことはわかりません。

また、熊もミツバチの巣に引き寄せられます。
posted by mituro36 at 01:02| Comment(1) | 日本蜜蜂の飼育の前に | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする