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2009年06月07日

「ニホンミツバチが日本の農業を救う 」という本が出版されました。

2009年5月に「ニホンミツバチが日本の農業を救う 」という本が発売されました。

ミツバチの花粉媒介がもたらす経済効果は、アメリカでは蜂蜜のそれの50倍から100倍とされています。

つまり、ミツバチは農業や生態系に計り知れない貢献をしているのです。


ほかには、ニホンミツバチもオオスズメバチも人になれていたら攻撃してこないと書かれていて、深いなと思いました。

また、バドミントンでオオスズメバチを叩いて退治すると、反撃されて刺されることがあるそうです。気をつけてください。


以下は、出版を伝える記事の引用です。
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ニホンミツバチ復活の取り組みを出版
http://kyushu.yomiuri.co.jp/nature/animalia/wild/20090530-OYS8T00277.htm

佐世保市の元高校教師久志冨士男さん(73)が、五島列島などでほぼ絶滅したとされたニホンミツバチの復活に取り組んだ軌跡などをまとめた本を出版した。タイトルは「ニホンミツバチが日本の農業を救う」(高文研)で、ニホンミツバチの特性を紹介しつつ、花粉媒介用として利用することの必要性を訴えている。

 久志さんは教員時代の1990年頃から、趣味でニホンミツバチの飼育や研究をしてきた。本では、ニホンミツバチが巣箱で体を寄せ合うため、体温が逃げにくく冬場に強いことや、自ら開発した養蜂に最適な重箱式巣箱の特徴などを紹介。2007年から、土地開発などでほぼ絶滅していた五島列島の宇久島(佐世保市宇久町)など4島に、同市から運んで復活させた過程や、苦労話をつづっている。

 また、ここ数年、花粉媒介用のセイヨウミツバチが世界的に減少し、イチゴやメロンなどのハウス栽培農家が打撃を受けている点も指摘。久志さんは「日本の風土になじんでいるニホンミツバチを、花粉媒介用として利用する技術を確立するべき」と話している。

 四六判で189ページ。1680円。
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ラベル: ニュース
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ニホンミツバチが市街地で増加しているようです。

ニホンミツバチが市街地で増加しているみたいです.

市街地で見つかった場合は,殺虫剤で殺されてしまうことが多いようなので大変残念.

必死でニホンミツバチを捕まえようとしている人がいる一方で…


以下は記事の引用です.
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「市街地でニホンミツバチ増加」の謎
http://www.news.janjan.jp/living/0606/0606085730/1.php

日本にいるミツバチの多くは、明治時代に蜂蜜生産のために移入され養蜂家によって飼育されているセイヨウミツバチである。在来種であるニホンミツバチは「森のミツバチ」とも呼ばれ、古代から日本の野山に生きている。蜜を集める量が少なく養蜂業には向かないニホンミツバチを飼っているのは、ごく少数の専門業者か趣味的に飼っている人々だけである。しかし、ここ数年ニホンミツバチが市街地に巣を作ったり人家に出没して行政にも駆除の相談が増えているらしい。

(中略)

身近な虫にもかかわらず何も知らなかった私は、ニホンミツバチについて調べるうちに興味深い研究や論考があることを知った。ここ10数年の間、都会の墓地や家の天井裏など、人工の建造物に巣を作るニホンミツバチが増えているというのだ。

 研究者の間では、いくつかの要因が指摘されている。
●山地の天然林が伐採され、巣の場所が不足するようになった。
●市街地の墓石や天井裏、換気口など多様な閉鎖空間に営巣する能力がある。(セイヨウミツバチがこうした場所に巣を作ることはまれ)
●市街地には蜜源確保の競争相手であるセイヨウミツバチが少ない。
●市街地の家庭や公園に蜜源となる花をつける植物、街路樹が増えた。
●天敵であるスズメバチを人間が駆除している。
●高度経済成長期を通じて国内の養蜂業が衰退し、競合種のセイヨウミツバチが減った。(とくに中国産の蜂蜜の輸入が増えた)
●温暖化で越冬が容易になった。
 こうした要因が複雑に作用し、市街地での増加につながっているようである。

(以下略)

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ラベル:ニュース
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2009年06月17日

「日本ミツバチの12ケ月 養蜂作業ノート」という本が発売されました。

最近、毎日新聞から、ニホンミツバチの本が出版されたというニュースが配信されました。

「日本ミツバチの12ケ月 養蜂作業ノート」という本で、月ごとに作業内容が紹介されているらしいので、なかなか良さそうです。

amazonで探してみましたが、売られていませんでした。自費出版に近い形なのでしょうか?

発行元の団体のHPから買えるみたいです。

八ケ岳南麓(なんろく)日本みつばちの会
http://www.lcv.ne.jp/~amanita/index/workshop/09-4-11note.html


他にも、こういった団体が出していて、手に入りにくい本があれば教えてください。


次は引用です。
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ニホンミツバチ:養蜂ノウハウまとめる 北杜のアマチュア団体が実用書出版 /山梨
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090609-00000085-mailo-l19

気難しいニホンミツバチ
 ◇関心、需要高まり感じ 会員30人が執筆
 日本固有種のニホンミツバチによる養蜂のノウハウをまとめた「日本ミツバチの12ケ月 養蜂作業ノート」(税込み1200円)を北杜市の「八ケ岳南麓(なんろく)日本みつばちの会」が出版した。養蜂には通常セイヨウミツバチが使われるが、同会は「ニホンミツバチは飼育が難しく、それだけに採蜜(みつ)した時の喜びは大きい」と、魅力をアピールしている。【水脇友輔】
 同会は、北杜市内のニホンミツバチによるアマチュア養蜂家を中心に07年5月に設立された。長野県や東京都など県外の会員も含め約60人で活動している。昨年は会全体で約1トンのはちみつを生産し、一般販売も行った。
 会長の柴田武さん(65)=同市大泉町西井出=は商社員だった30代のころから自然を相手にする仕事にあこがれ、退職後は農業を始めた。6年前、知人宅の庭のモミジの幹にニホンミツバチがいるのを見つけたのをきっかけに、その群れを捕獲して養蜂を始めた。

(中略)

出版された「養蜂作業ノート」は1カ月ごとの作業手順を見開きで紹介。またニホンミツバチの特徴や天敵のスズメバチ対策、ニホンミツバチの好む植物などをコラムで紹介している。同市長坂町大八田のショッピングセンター「きららシティ」内の清文堂書店で手に入る。問い合わせは柴田さん(電話090・5807・1418)。

6月9日朝刊

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posted by mituro36 at 22:18| Comment(0) | 日本蜜蜂のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

東京新聞の「これからの入門ガイド」というシリーズでニホンミツバチが取り上げられています。

最近、ニホンミツバチを飼う人が増えてきているような気がします。

東京新聞の「これからの入門ガイド」で、ニホンミツバチが取り上げられていました。


次は引用です。
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<続>これからの入門ガイド ミツバチを飼う(上) けなげな働きぶり かわいい
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senior/guide/list/2008/CK2008112802000163.html

<続>これからの入門ガイド ミツバチを飼う(下) 周囲の理解得て楽しく
http://www.tokyo-np.co.jp/article/senior/guide/list/2008/CK2008120502000179.html

職場の同僚から「ミツバチを飼っている」と聞いたときは随分変わった趣味を、といぶかった。ところが、最近は「庭先のペット」として、都会近郊でも同好の士が増えているという。

 取材したのは10月中旬。まだ秋の日が穏やかなころ。神奈川県綾瀬市の農業、峰尾博之さん(58)の自宅を訪ねた。大手製鉄会社に勤めていたが、50歳で早期退職して農業を継いだ。

 ニホンミツバチを飼い始めたのは8年前。前から興味があったことと、自宅の戸袋にミツバチが巣を作ったことがきっかけだった。

 庭に回ると、丸太をくりぬいた巣箱と、重箱型の巣箱がいくつか置いてあった。耳を澄ますと、ブーンとハチが飛び交う羽音がする。巣箱の入り口を見ていると、ハチが忙しく飛び立ったかと思うと、入れ替わるように、花粉を抱えたハチが中へ入っていく。

 「見ていてあきない。けなげに頑張っているな、とかわいい。ハチがいるというだけで気持ちがなごむ」と峰尾さんは言う。

峰尾さんは今年、自宅裏の約10アールの畑を借りて、「みつ源」としてのソバを植えた。きれいなピンク色の花が咲き、ハチが花の周囲を飛び交っていた。ソバのみつは少し味に癖があるが、欧州では人気が高いという。ただ、みつ源を特定の花木にこだわらないニホンミツバチにとって、都会とその近郊は、街路樹や住宅地の庭の花木など、みつ源は豊かだという。「へたな山の中よりよほど恵まれている」と峰尾さんは話す。

以下略

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posted by mituro36 at 22:22| Comment(0) | 日本蜜蜂のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

和歌山でニホンミツバチの盗難が発生しているようです。

全国的にセイヨウミツバチの不足しているそうで、よく報道されてます。

果樹の受粉には、ミツバチが欠かせません。

養蜂には、はちみつを生産するだけではなく、受粉を通じて食糧生産を助ける重大な役目があるので、一大事です。

セイヨウミツバチの不足のあおりを受けたのか、和歌山県の田辺市では、趣味で飼っている日本蜜蜂が盗難の被害にあったそうです。


次は、ニュースの引用です。
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ミツバチの盗難相次ぐ 全国的な不足が背景
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090502-00000002-agara-l30

全国的にミツバチが不足する中、和歌山県田辺市内でミツバチの盗難が相次いでいる。多くは在来種のニホンミツバチで、箱ごと盗まれるケースが目立つ。被害者らは「楽しみでやっているのに残念」と憤っている。
 田辺市新庄町の畑でニホンミツバチを飼っている男性(70)によると、4月初旬に1箱盗まれ、田辺署に被害届を出した。箱は木製で、縦45センチ、横30センチ、奥行き35センチ。約8000匹入っていた。男性は趣味でニホンミツバチを飼い、採取したはちみつを親類や友人に分けて楽しんでいる。盗まれた箱からはちみつ4升分は採れたといい、被害額は約6万円に上るという。

 男性は残りの箱に鎖を付けるなどして対策を講じているが「全国的にミツバチが不足していると報道されたので、価値があると思って盗んだのではないか」と推測する。
 市内に住む70代男性も2週間ほど前、近くの山に置いていたニホンミツバチの巣箱1箱を盗まれた。被害届は出していないが、被害は5万円以上になるという。男性は「これから数が増えるので楽しみにしていたのに。はちみつもたくさん入っていたので残念」と話している。

 被害に遭った男性らによると、白浜町、上富田町、田辺市の山間部などでニホンミツバチを飼っている人らも盗難に遭っているという。
 全国的に激減しているのは、果樹の授粉に使う外来種のセイヨウミツバチ。原因はダニや農薬の影響のほか、豪州から女王バチの輸入ができなくなっていることなどが指摘されているが、特定されていない。
 自家受粉ができない「南高梅」の主産地である県内でもハチ不足が心配されているが、県養蜂(ようほう)協会は「和歌山県は全国の中でも養蜂が盛んな地域。県外に供給するほど多いのでいまのところは心配ない」と話す。

 協会によると、加盟している養蜂業者はセイヨウミツバチを飼育している。ミツバチの盗難事件が全国的に多発していたため、3月下旬に実態調査をしたところ、県内でも田辺市やみなべ町で昨年末から11箱の盗難があったという。

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日本蜜蜂の価値を知る人の犯行でしょうか?
posted by mituro36 at 22:38| Comment(0) | 日本蜜蜂のニュース | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月23日

日本農業新聞にニホンミツバチの人気が取り上げられています。

最近、ニホンミツバチって人気ですよね。

スローライフ、エコブームはもちろん、インターネットの普及によって、養蜂技術が広まったことも要因の一つではないかと思っています。

2009年6月18日の日本農業新聞に、ニホンミツバチの人気が取り上げられていました。

次は引用です(ネット版では全文は読めません。)

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ニホンミツバチ飼育熱 増殖に“助っ人”/交配用レンタルも 講座人気
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/bulletin3/article.php?storyid=1040

ミツバチ不足の中、各地でニホンミツバチを飼育する動きが広がってきた。神奈川県の農家は9年前から飼育し、いまや50群(1群約2万匹)まで増殖。今年は交配用にイチゴ農家に貸し出した。また東京・銀座では飼育講座を開いているが、毎回応募が殺到するという。セイヨウミツバチに比べて飼いやすさが魅力で、園芸農家からも“助っ人”として注目されている。

 神奈川県綾瀬市の野菜農家、峰尾博之さん(59)さんの家は、木立に囲まれた一軒家。昆虫好きが講じてニホンミツバチを飼い始めた。都市に近いため住宅も多いが、50群にまで増殖した今も「苦情はこない」という。

 ・・・(詳しくは日本農業新聞紙面をご覧ください)

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2009年07月11日

長野県でスムシの被害が拡大しているそうです。

長野県でスムシの被害が拡大しているそうです。

スムシとは、ミツバチの巣をエサとして成長する蛾の幼虫です。

スムシが繁殖した場合、ニホンミツバチは巣を放棄して逃げ出してしまうことも少なくありません。

スムシはオオスズメバチに並ぶニホンミツバチの天敵なのです。


中日新聞に、次のような記事が掲載されています。

長野県でスムシの被害が拡大しているそうです。


以下は引用です。
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ニホンミツバチの巣、被害深刻 塩尻、寄生するガの幼虫が大量発生
http://www.chunichi.co.jp/article/nagano/20090709/CK2009070902000005.html

日本固有種のニホンミツバチを飼育している塩尻市内の養蜂家の間で、害虫による巣の被害が増えている。巣箱がほぼ全滅する被害も出ているといい、関係者は「原因を究明してほしい」と訴えている。

 同市内の養蜂家らによると、害虫被害が発生したのは5年ほど前から。巣に卵を産み付ける天敵のスムシといわれるガの幼虫が、巣の内部に入り込んで食い荒らすのが原因で、近年は以前よりも大型の幼虫が大量発生していることが被害の拡大につながっているとみている。


(中略)

野生のハチが専門の県環境保全研究所自然環境部(長野市)の須賀丈研究員は「巣の手入れをした上で被害が急増しているとすれば、近隣で飼育中のセイヨウミツバチの巣から、何らかの理由で大型のスムシの外来種が移ってきているのではないか」と推測。

 県農政部園芸畜産課は「相談があれば家畜保健所などを通じて状況把握にあたりたい」としている。

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2009年07月17日

椎葉のミツバチ復活 5年前 謎の“逃亡” 養蜂家那須さん 巣箱一つから35個に 西日本新聞

ニホンミツバチで有名な宮崎県椎葉村が西日本新聞で取り上げられています。

以下は引用です。

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椎葉のミツバチ復活 5年前 謎の“逃亡” 養蜂家那須さん 巣箱一つから35個に
http://qnet.nishinippon.co.jp/animal/news/2009/06/post_352.shtml

「よう増えてくれたよ。はちみつば待ってくれとる人に見せたかね」。後ろ足に黄色い“花粉玉”を付け、丸木をくりぬいて作った巣箱に次々と戻ってくるニホンミツバチたち。宮崎県椎葉村松木、養蜂(ようほう)家の那須久喜さん(75)は、活発に飛び回るミツバチの姿に目を細めると同時に、村の養蜂家が壊滅的な打撃を受けた2004年の悪夢を思い起こした。

 
 この年、村の養蜂家たちの巣箱からミツバチが徐々に姿を消した。那須さんが管理する70個の巣箱もほぼ空き家になった。ミツバチの“集団逃亡”は、今年全国で問題になっているミツバチ不足より一足早く起きた。
 
 村で飼育しているのは、在来種のニホンミツバチ。養蜂で主に利用されている外来種のセイヨウミツバチよりはちみつの収量などは少ないが、寒さや病気に強い。ニホンミツバチは気に入った巣箱にしか入らないうえ、環境が悪化したり、天敵のスズメバチに巣を襲われたりすると集団で逃亡することもある。
 
 04年の激減は「小さいときから70年近くハチを飼っている」という那須さんにも、思い当たる原因がなかった。そんな中、05年に遠い山中に置いていた一つの巣箱にニホンミツバチが入っているのを発見。「宝物のようにして持ち帰った」
 
 たった一つだけになった巣箱を自宅裏の茶畑に置いた。翌年にはミツバチは2箱に増えた。その後も、下草刈りやスズメバチ退治などの世話を続け、今年はようやく35箱にまで回復。12キロ四方の山林に点在する巣箱を見回り、世話をする日々が続く。
 
 秋には巣箱一つから5・4リットルほどのはちみつが採れる。はちみつは通信販売で全国に届けられていたが、注文に応えられないもどかしい年が続いた。それだけに那須さんも「ちょっとずつでも届けられそうだ」と胸をなで下ろしている。
 
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2009年07月26日

四国日本みつばちの会が朝日新聞で取り上げられています

四国日本みつばちの会(高知市一宮西町1丁目)が朝日新聞に取り上げられていました。

08年の春に、初めてハチミツの収穫量が約150キロになったそうです。


以下は引用です。

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http://mitubati.jp/web-asahi.htm

初めて口にしたニホンミツバチのハチミツは、口の中でさらっと溶けた。かすかな酸味と優しい甘さ……豊かな香りが口いっぱいに広がった。

 「四国日本みつばちの会」(高知市一宮西町1丁目)が作る栄養たっぷりのニホンミツバチのハチミツ「百花蜜」が、9月にはりまや橋商店街にオープンした無農薬栽培の野菜やこだわりを持つ県内生産者の農産物を販売する直販所「はりまや市場」(高知市はりまや町1丁目)で発売され、注目されている。

 同会が様々な花の蜜を集める野生種のニホンミツバチの養蜂を始めて4年目。今春、初めてハチミツの収穫量が約150キロになった。同会代表の藤原一光さん(53)は、「食の安全、安心が問われるなか、量産されスーパーなどで売られているハチミツは、原産国や原料がはっきりと分からないものも少なくない。ニホンミツバチは古くから『地蜂(ぢばち)』と呼ばれ、地域で親しまれてきた。ハチミツも地産地消。安心、安全を第一にしたい」と話す。

 同会のメンバーは4人。高知市や南国市、香美市、いの町などの山あいに巣箱を置き、環境や蜜源になる花を求め、試行錯誤を続けている。

 現在、日本で養蜂に使われるハチのほとんどは、明治期に移入されたセイヨウミツバチで、ニホンミツバチに比べ約3倍の量の蜜が取れ、特定の花を選んで蜜を集める習性があるため、育てやすい。一方で、ニホンミツバチは、飼っても大量に逃げたり、死んだり、巣箱に虫が付いたりして、養蜂には手間が掛かる。しかし、収穫したハチミツはミネラルやビタミン、たんぱく質などの栄養価が高く、味わい深く、高値で取引される。

 藤原さんは、ニホンミツバチの養蜂について、「ハチが育つ環境作りには苦労したが、ノウハウを身につければ、過疎が進む山あいでも特産物にできる。養蜂が広まれば、手入れの行き届いていない山の活性化にもつながる」と話す。

 「百花蜜」は、小瓶(210グラム)が2800円、中瓶(550グラム)が6500円、大瓶(1100グラム)が1万2400円。「はりまや市場」や「こうち暮らしの楽校」(高知市西塚ノ原)で発売している。
                              (斉藤寛子)
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2009年07月27日

ミツバチで地域交流

神戸新聞に、障害者が蜜蜂の巣箱を設置したという記事がありました。

記事の中にセイヨウミツバチかニホンミツバチかの記述はありませんが、おそらく日本ミツバチだと思われます。

以下は引用です。

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ミツバチで地域交流を 障害者ら巣箱設置 三田
http://www.kobe-np.co.jp/news/hanshin/0001796997.shtml

三田市肢体不自由児者父母の会やひょうご福祉事業協会などが四日、同市中内神の空き地にミツバチの巣箱を設置した。障害者ら約二十人が参加し、「はちみつを味わいながら、障害者が地域と交流できるようになれば」と意気込んだ。(本田純一)

 市内には、肢体不自由児者が集う場所がなく、同協会が施設の建設を検討。その一環で楽しめる事業を、と巣箱の設置を計画した。うまくはちみつが採取できれば、地域住民らと一緒に味わったり、ケーキ作りに挑戦したりするほか、販売も考えているという。

 趣味で養蜂(ようほう)に取り組むまちづくりコンサルタントの山口憲二さん(60)=伊丹市=が、参加者に巣箱の作り方やミツバチの習性、はちみつの集め方などを教えた。

 ミツバチは四月から五月にかけて群れが増えるため、この時期に巣箱を置くことにした。高さ約五十センチの木製で、中の巣が大きくなるにつれ、簡単に建て増しできるようになっている。ミツバチが気に入るよう、巣箱にみつろうを塗ったり、ハチが好む花を育てたりと工夫もした。

 参加した障害者は、巣箱を作る様子などを興味深そうに見守った。父母の会の高畑浩美さん(61)は「障害者が楽しめる環境づくりのきっかけになれば」と話していた。

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